ユーロ圏:6月インフレ率プラスに転じる-英国民投票前

ユーロ圏の6月のインフレ率は予想外のプラスとなった。英国の欧州連合(EU)離脱選択による混乱が始まる前には中央銀行の刺激策の効果が経済に浸透しつつあったもようだ。

  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表したユーロ圏の6月の消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比0.1%上昇。1月以来初めて上昇した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査では中央値で変わらずが予想されていた。

  欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はインフレ率が下期に徐々に上昇し緩やかな景気回復も続くと予想。中銀が目安とするインフレ率2%弱は「遠過ぎない将来」に実現できると自信を示していた。

  しかし、英国が23日の国民投票でEU離脱を選んだことで状況は変わった。英国の選択は向こう3年のユーロ圏の成長をこれまでの想定に比べ最大0.5%押し下げる可能性があるとドラギ総裁が欧州首脳らに述べている。

  6月のコアインフレ率は0.9%と5月の0.8%を上回った。

原題:Euro-Area Inflation Rate Turned Positive Before Brexit Vote(抜粋)

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