ポンド下落、世界の株式・債券上昇-英中銀総裁が金融緩和示唆

更新日時
  • 英中銀は夏に行動する可能性、ECBは債券購入の対象拡大も
  • S&P500種は月間ベースで上昇

欧州の中央銀行が金融緩和を示唆したのを受け、6月30日の金融市場では英ポンドが下落し、世界の株式と債券相場は上昇した。英国の欧州連合(EU)離脱選択後の市場の混乱収拾に当局が全力で取り組むとの観測が広がった。

  イングランド銀行(英中央銀行)が夏に行動する必要が生じる可能性に言及したのを受け、ポンドは0.9%下落し1ポンド=1.33067ドルを付けた。欧州中央銀行(ECB)が債券購入の対象拡大の可能性を示唆したことから、ユーロも売られた。一方、S&P500種株価指数は3営業日の上昇率が2月以来最大を記録し、月間ベースの下げを帳消しにした。欧州株は27日以降に6.8%上昇。世界の株式相場も四半期ベースの下げを解消した。

1ポンド硬貨

Photographer: Jason Alden/Bloomberg

  プルデンシャル・ファイナンシャルの市場ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「中銀当局者が市場を支え、リスクを一部解消させているのは間違いない」と指摘。「これは、市場への流動性供給を維持するとの中銀のコミットメントであり、それは極めて重要だ。とはいえ、きょうは四半期の終わりと半期の終わりが重なっており、リバランスが起きているという事実に留意する必要がある」と述べた。

原題:Pound Drops, Stocks Rally as Carney Sees Easing; Oil Declines(抜粋)

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