ルネサス:海外での外部委託開発拡大へ「勝ちパターン乗る」-社長

  • 開発者不足、為替、商品の現地化に対応
  • 「特定の製造業の傘下に入るのは得策ではない」

半導体メーカー、ルネサスエレクトロニクスは海外での開発の外部委託を進める方針だ。固定費の増加を抑えた上で、現地の状況に応じた商品を開発し、為替リスクに対応する。

  呉文精社長が30日、ブルームバーグなどとの取材に述べた。呉氏は、日本での開発者の不足や為替対策、商品の現地化といった理由から海外での開発を拡大すると説明。コストを抑えながら機動的に経営する狙いがある。

  主力製品の販売不振により経営危機に陥ったルネサスは2013年、政府系ファンドの産業革新機構に加えトヨタ自動車など8社から計1500億円の出資を受けた。ブルームバーグのデータによると現在は機構が69%の株式を保有する。呉氏はカルソニックカンセイや日本電産などを経て28日に社長に就任した。

  呉氏は世界的に成功した半導体メーカーは、得意分野に特化した専業メーカーだとし「われわれも勝ちパターンに乗ることが必要だ」と述べた。また、機構が保有する株式の売却先については「特定の製造業の傘下に入るのは得策ではないというのが経営陣の一致した考え方」だと話した。

  機構が保有するルネサスの株式をめぐっては、日本電産の永守重信会長兼社長が17日、「今後買いたい会社の中に入っている」と発言していた。

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