韓国中銀になお政策金利を「調整」する余地-ハム・ジュンホ委員

  • 量的緩和の導入についての議論は時期尚早-デフレリスク小さい
  • 日欧のマイナス金利採用で韓国には金利の調整余地

韓国銀行(中央銀行)金融通貨委員会のハム・ジュンホ委員は29日、政策金利の「調整」余地はまだ残っているものの、資本流出のリスクを考慮すれば、下限に近づきつつあるとの認識を示した。

  ハム委員は2014年の就任後で初のメディアとのインタビューで、「下限とは、流動性のわなや多額の資本流出の発生で金融政策が効果を失う水準だろう」と説明。「これまで韓国にとっての懸念は米国との金利差だったが、欧州と日本がマイナス金利を採用したことで、個人的には金利を調整する余地はあると思う」と語った。

  同委員はさらに、資本の流れは為替見通しにも左右されるため、金利の下限の具体的な水準を予想するのは難しいと指摘。韓国経済は緩やかな成長を続け、デフレのリスクが小さいため、量的緩和のような措置を中銀が準備する必要があるかどうか議論するのは時期尚早だと述べた。そうした措置を導入するとすれば、金利がゼロ近辺に引き下げられた後だとしている。

原題:Bank of Korea Has Room for Rate ‘Adjustment,’ Board Member Says(抜粋)

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