約100年で最大のダイヤ、応札額低く売却に至らず-ロンドン競売

  • 応札価格6100万ドルはオークションの最低競売価格に届かず
  • 1109カラットのダイヤはボツワナのカロウェ鉱山で採掘された

ここ100年余りで発見された中で最大のダイヤモンドのオークションがロンドンで開催されたが、応札額が最低競売価格に届かず、売却に至らなかった。

  ボツワナのツワナ語で「われわれの光」を意味する「レセディ・ラ・ロナ」と呼ばれる1109カラットのダイヤには、5月に売却されたダイヤの価格に基づけば約8600万ドル(約88億4000万円)の値が付くとみられていた。予想通りならダイヤ原石としては過去最高値を記録していた。しかし、サザビーズが29日夜開いたオークションでの応札額の最高は6100万ドルと、いわゆる「最低競売価格」に達しなかった。

  BMOキャピタル・マーケッツ(ロンドン)のアナリスト、エドワード・スターク氏は同日の文書で「サザビーズは世界規模のマーケティングキャンペーンを展開し、極めて高い関心を集めたが、オークションで行き詰まったようだ」と指摘。今後どうなるか分からないと述べた。その上で、このダイヤを採掘したカナダのルカラ・ダイヤモンドが、研磨後に上昇した価値に関する権利の一部を維持する合意の下で「相対売買される可能性がある」との見方を示した。

  この巨大ダイヤはルカラがボツワナで運営するカロウェ鉱山で採掘された。同社に対しては世界最大・最高級のダイヤを生産するとの評判が高まりつつあり、5月には813カラットのダイヤ「コンステレーション」を、過去最高値の6300万ドルでドバイの原石取引会社ネメシス・インターナショナルに売却している。

  5月に売却されたダイヤの最終価格に基づけば、コンステレーションは1カラット当たり約7万7500ドル。この1カラット当たりの値段を基に、レセディ・ラ・ロナの最低競売価格は8600万ドルと推計されていた。

原題:Biggest Diamond in More Than Century Fails to Sell in London (1)(抜粋)

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