米アルコアの分社計画、川下部門の債務負担軽減へ-格付け維持狙う

  • 川上部門が10億ドル近い債務を引き受ける-届け出で明らかに
  • 債務分割がクラインフェルドCEOのプラン実現の鍵握る

米アルコアは会社分割後の川下部門の債務負担を減らすため、川上部門が10億ドル(約1030億円)近い債務を引き受けることを明らかにした。アルコアは格付け維持に懸命に取り組んでいる。

  昨年9月に会社分割計画を発表した後、アルコアはアルミニウム部品などを製造する川下部門が債務全てを引き受けると説明していた。債務は3月末時点で90億ドル。川下部門の社名はアルコニックとなる予定。

  アルコアは29日の当局への届け出で、川下部門の負担を軽減するため、アルコアの社名を引き継ぐ川上部門が新たな債務10億ドルのうち「かなりの割合」を引き受ける予定だと説明した。鉱山事業やアルミ精錬・精製を手掛ける川上部門は年金債務のほぼ半分も負担する。

  債務の分割は、自給可能な金属生産会社を設立し、残る川下部門が投資適格級格付けを確保するというクラウス・クラインフェルド会長兼最高経営責任者(CEO)のプランが実現できるかどうかの鍵を握る。同氏は29日の電話会議で、川下部門の今の目標は少なくとも現在のアルコアの格付けを維持することだと述べた。現在の同格付けは投資適格級が1社、ジャンク級が2社と割れている。

  29日のアルコアの株価終値は2.5%安の9.10ドル。

原題:Alcoa to Ease Manufacturing Company’s Debt Burden in Split (4)(抜粋)

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