世界的に株価上昇、ポンド続伸-英EU離脱めぐる懸念が緩和

  • 年内の米利上げはないとの見方でドルは下落
  • 原油相場は在庫減少受けて上昇した

29日の金融市場では世界株の指標が続伸し、ドルは下落した。英国の欧州連合(EU)離脱が世界的に経済成長を阻害することのないよう、当局者らが動くとの観測が強まった。先週の米原油在庫減少を受け、原油相場は上昇した。

  世界各国・地域の中央銀行が行動の用意を示唆する中、MSCIオールカントリー世界指数は値上がりし、この2日間の上昇率は昨年8月以降で最大となった。S&P500種株価指数も高い。ラッセル3000指数の中から空売り筋好みの銘柄を集めたゴールドマン・サックス・グループのバスケットは2009年以降で最大の上げ。英国株の指標、FTSE100指数はこの2日間で6.3%上昇し、EU離脱決定後の下げを埋めた。年内の米利上げはないとの見方からドルが下落する中、新興市場株は上昇。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物8月限は1バレル=49ドル台に乗せた。

  MSCIオールカントリー世界指数はニューヨーク時間午後4時(日本時間30日午前5時)時点で2.2%高。この2日間の上昇率は3.9%となった。S&P500種はニューヨーク時間午後4時すぎの暫定値で前日比1.7%上昇。2日間では3.5%上昇と2月以降で最大の値上がり。欧州株の指標であるストックス欧州600指数は3.1%上昇。同指数は2日間で11%下げた後、4.7%回復した。

  MSCIアジア太平洋指数は1.9%上昇し、MSCI新興市場指数も2.2%上げた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%下落。ポンドはドルに対し1.2%上昇し、1ポンド=1.3508ドル。前日も0.9%上げていた。

原題:Global Stocks, Pound Rally as Brexit Concern Softens; Oil Rises(抜粋)

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