欧州委員長:スコットランドはEUに直訴可能-スペイン首相猛反発

欧州連合(EU)欧州委員会のユンケル委員長は、EU残留に投票したスコットランドはEUに対して独自の立場を訴える権利があるとの考えを示した。スペインのラホイ首相の猛反発を呼んだ。

  同委員長は29日、スコットランド自治政府のスタージョン首相と会談する前に、「スコットランドはEUに対して訴える権利を得た」と言明。その上で「EUは英国のプロセスに干渉する意向はない」と付け加えた。

  独立を目指すカタルーニャを国内に抱えるスペインのラホイ暫定首相は直ちに反論し、「スペイン政府は英政府以外のいかなる相手とも交渉することに反対する。他の諸国も同意見だと確信している」と強調した。

  英国がEU離脱を選んだことでスコットランドが再び独立を目指す可能性が浮上した。スタージョン首相は記者会見し、ブリュッセルに来たのは独立を訴えるためではなく、欧州におけるスコットランドの居場所を確保するためだと説明した。2014年に独立を問うた住民投票では「安定した既存の状態と、未知への一歩との間で選択を迫られたが、今は状況が全く違う」とも語った。

原題:EU Chief Says Scotland Should Be Heard, But Spain Flinches (3)(抜粋)

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