ロンドンに観光客が殺到、爆買い-EU離脱選択ショックにも恩恵あり

英国が欧州連合(EU)離脱を選んだことは、バーバリーやハロッズ、リバティといった英国の高級品店やメーカーと、そこで買い物をしたい旅行者にとっては恩恵かもしれない。

  23日の国民投票で英国がEU離脱を選んだことでポンドが下落し外国人にとっては英国のモノやサービスが安く買えることになった。消費者は直ちに反応した。Cトリップ・ドット・コム・インターナショナルによれば、同社の旅行予約アプリケーションでは中国国民からの英国旅行についての検索が「急増」した。中国のニュースサイト、フェニックスはロンドンに行く旅行者に「買いまくれ」と促した。

  中国人が最大の顧客である高級品業界ではポンド安は英企業にとって恵みの雨だ。スイスの腕時計メーカー、Hモーザーのエドアルド・メイラン最高経営責任者は「購買力が増したことで中国や中東の旅行者が英国に殺到しても驚かない」と話した。

ロンドンの観光客

Photographer: Suzanne Plunkett/Bloomberg News

  高級品需要の落ち込みや欧州でのテロ攻撃で苦境に立たされていたバーバリー・グループやマルベリー・グループなど英国の高級品店にとって、旅行者の増加は追い風となるだろう。ポンド相場の下落はロンドンへの旅行客数に影響すると、英高級百貨店ハロッズのマネジングディレクター、マイケル・ウォード氏が述べた。

  ただ、欧州高級品業界全体への影響はやはりマイナスとの投資家の見方を反映して仏LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンやグッチのオーナー、ケリングの株価は下落している。
 

原題:Brexit Sends Tourists Flocking to London to ‘Buy, Buy, Buy’ (1)(抜粋)

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