デンマークが770億円相当の市場介入-英EU離脱でペッグ防衛に動く

英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱選択が確実となった24日、デンマークは通貨クローネ高抑制に向け約50億クローネ(約770億円)相当の市場介入を実施したと、北欧最大の銀行であるノルデアが推計した。

  英国のEU離脱選択を発端とした質への逃避で、クローネは対ユーロで約10年ぶりの高値まで上昇した。これを受けて、デンマーク中央銀行はユーロへのペッグ(連動)防衛のため市場介入を余儀なくされた。

  ノルデアのシニアアナリスト(コペンハーゲン在勤)、ヤン・ストイラプ・ニールセン氏によれば、デンマーク中銀は24日に恐らく約50億クローネ相当を売却した。同中銀は5月、クローネが投機筋の攻撃にさらされた昨年2月以降初の市場介入に踏み切った。5月の介入額は236億クローネに達した。

  6月の実際の介入額は7月4日に公表される。同国の外貨準備はピークだった昨年3月を約42%下回る水準。当時の額は国内総生産(GDP)のほぼ半分に相当した。

  コペンハーゲン時間29日午前8時24分現在、クローネは対ユーロで7.4376クローネ。デンマーク中銀のクローネの許容範囲は7.46038クローネに対し上下2.25%だが、実際には上下約0.1%の範囲の防衛を目指している。

原題:Denmark Dumped $750 Million in Kroner in Hours Following Brexit(抜粋)

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