ドイツ銀やバークレイズなど、FRB規制で数十億ドルの負担-関係者

ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行と英銀バークレイズ、他の外国金融機関11行は、米連邦準備制度理事会(FRB)の資本規制への対応で数十億ドルの費用負担が過去3年で生じた。

  事情を直接知る関係者5人によれば、法的費用とテクノロジーおよびコンプライアンス(法令順守)関連経費は合計で最低1億ドル(約102億円)、一部の大手金融機関では最大5億ドルに達したもようだ。

  米国の資産が500億ドルを上回る外銀に対し、国内資本基準の適用対象となる中間持ち株会社の設立とFRBが実施する年次ストレステスト(健全性審査)への参加を義務付ける新たな規制が7月1日付で施行される。

  対象となる上位10行の昨年の営業経費は平均320億ドルだが、5億ドルの支出は全体の経費を2%弱押し上げる。このうち3行は昨年の損益が赤字となっており、コストの上積みによって英国の欧州連合(EU)離脱や欧州の景気回復の遅れ、マイナス金利といった厳しい環境への対応がさらに難しくなると予想される。

  ワシントンに拠点を置く調査会社フェデラル・ファイナンシャル・アナリティクスのマネジングパートナー、カレン・ショー・ペトルー氏は「これは各行にとって多額の負担だ。利益を出すのが難しい現在の環境では特にそうだ」と指摘した。

原題:European Banks Spend Billions to Get U.S. Units Fit for the Fed(抜粋)

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