世界の株式市場に「買い手ストライキ」多発リスク-バークレイズ

  • 英国民投票を前にアクティブ運用者はリスク資産投資増やしていた
  • 投信は資金流出やリスク回避の準備ができていなかった恐れ

英国民投票を受けた一斉売りで、世界の株価は2営業日の下げとしては2008年以来の大きさを27日記録したが、これは世界的なリスク回避長期化の始まりかもしれないと英銀バークレイズはみている。

  同行で資産分散担当の米責任者を務めるキース・パーカー氏によると、アクティブ運用者は23日の英国民投票を前にした1週間にリスク資産へのエクスポージャーを増やしていた。その結果、 株式のポジション拡大と現金水準の低下、景気循環銘柄の買い急増が起きた。これらは全て、株式投資信託が資金の大量流出局面に備えていなかったことを示唆している。

  英国民投票は予想外の欧州連合(EU)離脱決定となり、世界の株式市場からは約3兆6000億ドル(約369兆円)相当が消滅。MSCIオールカントリー世界指数は24日と27日の2営業日で6.9%下落し、金融危機後では最も激しい下げとなった。同指数は28日は反発したものの、V字回復はないだろうとパーカー氏は予想する。

ニューヨーク証取のトレーダー(英のEU離脱を受けた24日)

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  同氏は28日付リポートに、「不透明感が高まった現在の環境は『買い手ストライキ』を引き起こすだろう。投資家は貴重な弾薬を使う前にバリュー面で十分なクッションができるのを待つ」と記した。

原題:There’s Risk of a ‘Buyer’s Strike’ in Stocks, Barclays Says(抜粋)

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