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これなら可能か英離脱阻止-次期首相が無視、解散総選挙で超党派勝利

欧州連合(EU)離脱を支持する国民投票の衝撃的結果を受けて、英国ではキャメロン首相が辞意を表明し、実際的な問題が検討されている。長丁場が予想される離脱プロセスのロードマップ(行程表)づくりにEU首脳が動く中で、依然付きまとう疑問の幾つかをさらに検証してみたい。

どうすれば英国の離脱を阻止できるか

  英国のEU離脱を阻止することは最近の関連記事でも示したように非常に難しいが、可能かもしれない幾つかのシナリオがなお存在する。その一つは、経済的な影響が極めて厳しくなり、離脱メカニズムの開始でさらなる痛みを負う可能性に次期首相がおじけづくというものだ。このケースでは、他のEU加盟27カ国とメンツを保つ何らかの合意を締結した後、次期首相が国民投票の結果を最終的に無視する。

European Union Leaders Attend Summit Following UK Referendum

キャメロン英首相

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

  スコットランドが英国からの独立を問う2回目の住民投票実施に動くという見通しが、考え方の急転換を促すこともあり得る。3番目の仮説は、解散総選挙の実施に伴い、2回目の国民投票を公約に掲げて選挙運動を行った超党派の政治グループが勝利するというものだ。有権者の強い怒りを招き、社会不安が起きる可能性すらあるが、英国のEU離脱が実現することは決してない。

次の英首相は誰か

  キャメロン首相に対する反乱を主導したボリス・ジョンソン前ロンドン市長が、次期保守党党首の最有力候補と当初は目されていたが、英ブックメーカー(賭け屋)では、EU離脱について慎重で落ち着いた議論を展開したメイ内相の人気が今や高い。ユーガブ(YouGov)が国民投票後に実施した世論調査でも、メイ内相の支持率は19%とジョンソン氏の18%を上回った。

原題:How Can the U.K. Stay in the Single Market After Brexit? Q&A(抜粋)

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