ブラックロックの高利回り債ETF絶好調-英離脱選択の混乱のさなか

  • 24日にブラックロックのハイイールド社債ETFに約300億円流入
  • 利回り追求の動きに拍車-年内の米利上げ観測後退で

英国の欧州連合(EU)離脱選択を受けた24日の金融市場は大荒れとなったが、ある上場投資信託(ETF)は絶好調だった。

  ブルームバーグのデータによると、米資産運用会社ブラックロックの「iシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF」への資金流入額が24日に2億9100万ドル(約298億円)と、同社のETFの中で最高となった。その結果、週間ベースの流入額は過去最大の15億ドルに達した。利上げ見通しが弱まったことで高利回り債の投資妙味が増した。

  英国民投票の8日前に公表された米金融当局の経済予測では、年内2回以上の利上げを予測する政策当局者の数が減ったことが示された。11月の米大統領選をめぐる観測も続いており、こうした要因からETFの取引が増えている。ドイツ銀行のセバスチャン・メルカド氏の顧客向けリポートによると、24日の米株式市場の売買代金5710億ドルのうちETFは3分の1近くを占めた。

  ブラックロックのiシェアーズ部門債券ストラテジスト、カレン・シェノーネ氏は「利回りを追求する投資家の動きが大きく影響している。2016年の米利上げは全く想定されていない」と語った。

原題:In the Midst of Brexit Chaos One BlackRock ETF Had a Big Day (1)(抜粋)

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