英EU離脱選択は「金の大きな強気相場」の始まりか-業界ベテラン

  • エボリューション・マイニングのクライン会長:金への関心高まる
  • 金は2000年余りにわたって安全資産の役割を果たしてきた

英国民投票での欧州連合(EU)離脱選択が世界の政治・財政が一層不安定になる前兆だとすれば、金の大きな強気相場の始まりである可能性があるとの見方を、オーストラリア2位の産金会社エボリューション・マイニングのジェイク・クライン会長が示した。同会長は産金業界で20年余りの経験を有するベテラン。

  クライン会長はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、不透明感の高まりにより投資家らが金市場に戻ってきていると指摘。金は「代替通貨であり」、2000年余りにわたって安全資産としての「役割を果たしてきた」と述べた。

  先週実施された国民投票で英国が欧州連合(EU)離脱を選択したことから、投資家らは金融の混乱を回避する資金の逃避先を求め、今後想定される影響を見極めようとしている。英国が離脱すれば、世界最大の貿易圏であるEUが分断する恐れがあるほか、スコットランド自治政府独立の可能性が浮上し、連合王国(UK)の将来にも懐疑的な見方が広がる。グリーンスパン元米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、北アイルランドも独立する可能性があるとの見方を示した。

  クライン会長は「私にとって最も興味深いのは、金融・政治システムの大きな調整と変革が初めて断絶するのかということだ。そうであれば、金は大きな強気相場の初期段階にある可能性が非常に高い」と述べた。

原題:Gold Veteran Says Brexit May Be Start of ‘Major Bull Market’ (2)(抜粋)

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