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ブラジル株:上昇-リスクが高めの資産への投資意欲高まるとの観測

  • 通貨レアルは11カ月ぶり高値-イタウが金融株の上げの中心
  • ブラジル中銀に金融緩和の余地はないとの見方でスワップレート上昇

28日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。通貨レアルも高い。先進国の低金利を背景に、リスクが高めの資産への投資意欲が高まるとの観測が広がった。ブラジルでは借り入れコストが10年ぶり高水準にとどまる兆しを背景に、スワップレートは上昇した。

  ボベスパ指数は前日比1.6%高の50006.56で終了。前日まで2営業日としては3月以来最大の下げとなっていた。ブラジル石油公社(ペトロブラス)と銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングが上げの中心。レアルは2.7%高の1ドル=3.3032レアル。11カ月ぶり高値を付けた。金利予測の目安となるスワップレート(2018年1月限)はほぼ3カ月ぶりの大幅上昇で12.68%。

  ブラジル資産はこの日、他の新興市場とともに上昇。米国での利上げの可能性の後退により、英国の欧州連合(EU)離脱選択に伴う影響に関する懸念が緩和された。英国民投票の結果に伴う混乱を受け、韓国やイタリアなど一部の政府と金融当局は対策を急いでいる。一方ブラジルでは、当局は四半期ごとの物価報告で予算削減の環境が整うまで借り入れコスト引き下げの余地はないと指摘した。

  インフィニティ・アセット・マネジメントのチーフエコノミスト、ジェイソン・ビエイラ氏は「ブラジルは世界の経済見通しに大きく左右されるため、緊張の緩和は極めてプラスだ。投資家はブラジル国内の見通しにこれまでよりも若干は注意を払うようになるだろう」と語った。

  イタウが金融株の上げを主導。一方、消費財・医薬品メーカーのイーペルマルカスがボベスパ指数採用銘柄で値下がりトップだった。同社は当局への届け出で元幹部が不自然な支出を承認していたことを明らかにした。

原題:Brazil Real, Stocks Join Global Gain; Swaps Rise on Rate Outlook(抜粋)

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