ECB総裁、金融政策の国際協調呼び掛け-英EU離脱には言及せず

  • 管轄区域外の政策と適切に調整されているかも考える必要
  • グローバル化した世界では、世界的なポリシーミックスが重要

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は28日、金融政策で管轄区域外とのより明確な協調を呼び掛けた。金融当局の積極行動主義とより密接な世界的金融連鎖がもたらす国境を越える副作用の軽減を目指す。

  ドラギ総裁はECBがポルトガルのシントラで開いた年次政策フォーラムで、「域内の金融政策が適切かという点だけでなく、それが管轄区域外と適切に調整されているかどうかについても考える必要がある」と指摘。「グローバル化した世界では、世界的なポリシーミックスが重要だ」と強調した。

  英国が今月23日の国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択したことは、グローバル化に対する有権者の強力な拒絶の表れだが、ドラギ総裁はスピーチでこれについて明確な言及は行わなかった。ただ、ブルームバーグ・ニュースが入手した文書によれば、同総裁は数時間後に欧州首脳に対し、英国のEU離脱による域内の成長への影響についてより悲観的な見通しに傾いていると伝えた。ECBや監督当局、各国政府が単一通貨の強化で取るべき措置の概要についても言及した。

  ECBの広報担当はドラギ総裁発言に関する報道についてコメントを控えた。  

原題:Draghi Wishes for a World Order Populists Will Love to Hate (1)(抜粋)

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