米ナイキの3-5月売上高と受注、市場予想下回る-時間外で株価下落

  • 受注見通しは投資家が注目する重要な指標
  • アンダーアーマーやアディダスとの競争激化に直面

世界最大のスポーツ用品メーカー、米ナイキが示した3-5月(第4四半期)の売上高と受注は市場予想を下回った。これを受け、同業他社との競争激化でナイキの成長に陰りが出るとの懸念が再燃し、株価は時間外取引で一時7.4%安となった。

  28日の発表によると、受注見通しの伸び率は為替変動の影響を除いたベースで11%と、コンセンサス・メトリックスがまとめたアナリスト予想の13%を下回った。この数字は将来の売上高の目安になるため、投資家にとって重要な指標。

  数年間にわたって堅調な成長を遂げてきたナイキだが、現在は複数の分野で試練に直面している。ドル高も海外の売り上げに打撃となり、フットウエア分野の競争も激しさを増している。ナイキの長年の牙城だったバスケットボールシューズの分野でアンダーアーマーが勢力を増しつつあり、アディダスがランニングシューズ分野に進出。こうした競争激化を受け、現在約320億ドルの売上高を2020年までに500億ドル(約5兆1400億円)にするナイキの計画について懸念が強まっている。

ナイキシューズ

Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

  第4四半期の売上高は6%増の82億4000万ドルで、アナリスト予想の82億8000万ドルを下回った。利益は1株当たり49セントと、アナリスト予想平均の48セントは上回ったが前年同期比では横ばい。同期は目立った点がなかったものの、ナイキは通期決算については、売上高の伸びが1桁台の後半になるとの見通しをあらためて示した。同見通しは為替変動要因も考慮した数字だと同社は説明している。

  決算発表を受け、ナイキの株価は時間外取引で一時49.14ドルに下落。成長をめぐる懸念から、年初から28日終値までで既に15%下落している。

原題:Nike Shares Drop After Orders Spark Concerns About Slowdown (1)(抜粋)

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