中国、人民元政策転換も-英EU離脱ショックで圧迫強まれば

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  • ドル高は資本流出リスクを高める
  • 28日の人民元は対ドルで上昇

英国の欧州連合(EU)離脱が中国の人民元政策をひっくり返しつつある。

  英国民の選択に伴う衝撃が続く中で、中国はユーロ安と欧州経済をめぐる不確実性拡大に対応。ドル高は資本流出リスクを高めており、今年の大半で中国が講じてきた戦略から距離を置くことを強いられている。中国人民銀行(中央銀行)はこれまで対ドルでの元高を限定する一方、輸出支援を狙い主要取引相手国・地域の通貨に対する元安を誘導してきた。

  三菱東京UFJ銀行(中国)の李劉陽マーケットアナリスト(上海在勤)は、「人民元のファンダメンタルズは下落を示唆しているが、英EU離脱に伴う圧迫がさらに強まれば、政策の方向に関して人民銀に課題を突き付ける公算が大きい。市場需給に役割を委ね、元安を加速させるか、相場安定を優先させるか、どちらにするかということだ」と述べた。

  人民元は上海時間28日午後4時48分(日本時間同5時48分)現在、0.1%高の1ドル=6.6495元。

原題:Yuan Pressures Intensify as Brexit Deals Blow to PBOC Policy (2)(抜粋)

(最終段落の元相場を最新に差し替え、更新します.)
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