きょうの国内市況(6月28日):株式、債券、為替市場

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●日経平均が小幅続伸、建設など内需堅調-割安支えに朝安から持ち直す

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  東京株式相場は、日経平均株価が小幅続伸。英国の欧州連合(EU)離脱に向けたスケジュールの不透明感、欧米株安の流れから朝方は大きく下げたものの、割安感や政策協調への期待で持ち直した。建設や食料品、小売、医薬品、倉庫株など内需セクターが高い。

  TOPIXの終値は前日比1.14ポイント(0.1%)安の1224.62と小幅に反落、日経平均株価は13円93銭(0.1%)高の1万5323円14銭。東証1部の騰落銘柄数は上昇1000と、下落の835を上回った。

  新光投信の宮部大介ストラテジストは、「為替が1ドル=100円を割れそうな懸念は後退し、落ち着いていることはプラス。日本株の下落はかなり大きかったため、一度買いを入れようとの動きが出た」と言う。ただし、今後の英国のEU離脱交渉には不透明感があり、「短期的にはその影響を受けやすい状況が続く」ともみている。

  東証1部33業種は建設や倉庫・運輸、食料品、小売、医薬品、陸運、不動産、通信、金属製品など14業種が上昇。輸送用機器やゴム製品、保険、証券・商品先物取引、その他金融、石油・石炭製品、パルプ・紙、銀行、非鉄金属など19業種は下落。東証1部の売買高は24億9562万株、売買代金は2兆3571億円。

  売買代金上位ではブイ・テクノロジーやNTT、ファナック、小野薬品工業、日本電産、住友不動産、大成建設、キリンホールディングス、サイバーエージェントが高く、第1四半期の好決算と野村証券の投資判断引き上げを受けたしまむらは急伸。半面、トヨタ自動車やみずほフィナンシャルグループ、キヤノン、マツダ、野村ホールディングス、日立製作所、ブリヂストン、オリックス、ヤマハ発動機、IHI、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、昭和シェル石油は安い。
  

●債券:国債利回りが軒並み過去最低、プラス金利買いで全年限0.1%割れ

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  債券相場は上昇。新発10年物をはじめ、国債利回りが軒並み過去最低水準を更新し、すべての年限が0.1%を下回った。英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けた金融市場の混乱でリスク回避の買いが続いた上、四半期末決算を控えて金利がプラス圏にある超長期債への買いが相場全体を押し上げた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.205%で開始し、その後マイナス0.23%まで下げ、過去最低を記録した。新発20年物の157回債利回りは2.5bp低い0.055%と最低を更新して始まり、0.04%まで低下。新発30年物の51回債利回りは4.5bp低い0.05%と、連日で最低更新。新発40年物の9回債利回りは一時0.065%と、17日に記録したこれまでの最低水準0.195%を大幅に下回った。

  野村証券の中島武信クオンツ・アナリストは、「国内勢の買い主導で金利が低下している。英国のEU離脱というよりも、四半期末に向けて超長期債の残高を積み増す動きの方が大きいのではないか」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比横ばいの152円61銭で取引を開始した。直後から水準を切り上げ、午前は152円85銭まで上昇。午後はいったん上げ幅を縮小したが、再び買い優勢の展開となり、一時152円95銭と史上最高値を更新。結局28銭高の152円89銭で終えた。  

  財務省が午後発表した表面利率0.1%の2年利付国債(366回債)の入札結果によると、平均落札利回りがマイナス0.299%、最高落札利回りがマイナス0.295%と、ともに過去最低を更新した。最低落札価格は100円79銭5厘と予想を5厘上回った。小さいと好調な入札を示すテールは8厘と前回の3厘から拡大。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.96倍と前回の5.52倍から低下した。

●ドル・円は101円台後半、英国ショックの余波重し-日本株高が下支え

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=101円台後半で推移。英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けた世界的な景気の先行き不透明感を背景に、リスク回避に伴う円買い圧力がくすぶった。

  午後3時18分現在のドル・円相場は101円87銭付近。午前に日本株の大幅反落を受けて一時101円56銭までドル安・円高が進んだ後、株価の持ち直しに連れて午後には102円21銭まで値を戻す場面も見られた。

  大和証券の亀岡裕次チーフ為替アナリストは、「英EU離脱決定を受けて市場はリスク回避的になるのでドルと円が買われやすいが、どちらかというとドルより円の方が上昇しやすくはなる」と指摘。その上で、「場合によっては米国が利上げしない期間がかなり長期化する可能性があり、金利の低下余地を考えると日本より米国の方が大きい」と言い、ドル安・円高に傾きやすい地合いが根強いと話す。

  前日の海外市場では、欧米の株価が続落。資金が国債に逃避する流れが続き、各国の長期金利が低下し、英国の10年債利回りは1%を割り込み過去最低を付けた。外為市場ではポンドが一段安の展開となり、一時は1ポンド=1.3121ドルと1985年以来の安値を更新した。

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