売買代金86%減の上海、中国株取引の首位危うし-小さな市場が猛追

  • 深圳SMEボードが5月、初めて売買代金首位に
  • 上海市場は成長力の低い旧来型業種で占められているためとの指摘

長い間、中国株取引の主役だった上海証券取引所が、新興勢力に取って代わられようとしている。

  中国で最も歴史ある上海証取が先月17日、少なくとも10年ぶりに国内主要4市場の売買代金ランキング首位の座から転落した。首位になったのは、上場銘柄の大半が非国有企業である創立12年の深圳SMEボード(中小企業板)だ。SMEはそれ以降、上海証取の首位の座を脅かしている。

  上海証取の売買代金は、投機的取引によって1年前には過去最高に達していた。しかしそれ以降、投資家が国有企業を敬遠し「ニューエコノミー」銘柄に資金を移したことから、上海証取の売買代金は86%減少した。ほぼ無名のテクノロジー企業である北京七星華創電子の売買代金は現在、時価総額がその100倍強に上る国有銀行、中国工商銀行(ICBC)の2倍だ。

  珩生鴻鼎資産管理で運用に携わる戴明氏(上海在勤)は「投資家が上海市場を捨てているのは、成長の潜在力がそれほど高くない旧来型の業種で占められているからだ。市場関係者の関心は小型株に向けられている」と述べた。

原題:Tiny Stocks Trade Like Giants on China’s New King of Exchanges(抜粋)

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