コンテンツにスキップする

【インサイト】円安進行は限定的、日銀追加緩和でも-英のEU離脱で

日本銀行が7月末の金融政策決定会合で追加緩和に踏み切っても、円安進行は限定的になりそうだ。英国の欧州連合(EU)離脱を受けた世界市場の混乱で米国利上げ期待が後退しており、円の売り建て玉も残っている。

  英のEU離脱を受けた24日のドル・円相場は、避難通貨需要に日本の投資家のショートカバーが加わり、一時1ドル=99円2銭と2013年11月の円高水準を付けた。東京金融取引所での外国為替証拠金(FX)取引の円の売り持ちは低下したが、円売り建て玉は解消されていない。日銀が追加緩和してもサプライズが伴わなければ、円安余地は大きくない。

relates to 【インサイト】円安進行は限定的、日銀追加緩和でも-英のEU離脱で
  • 英EU離脱後、ポンド買い円売り建玉が6月中旬比で3割減-東京金融取引所
  • ドル買い円売り建玉も同時期2割減-急速な円高での追加証拠金差し入れ背景
  • 円高進むと円先高観強まる傾向-ドル・円通貨オプションのリスクリバーサル
  • 7月1日公表、シカゴIMM通貨先物ポジション-英離脱前に円の買い持ち増
  • 原文の英語記事:INSIGHT: BOJ Surprise May Be Needed After Yen’s Brexit Shock

(増島雄樹氏はブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の日本担当チーフエコノミスト)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE