ラザード2日で23%急落、他も軒並み安-英離脱で欧州M&A不透明に

  • エバーコアやグリーンヒルなどライバルも27日は10%以上下落
  • 先行き不透明感がM&A活動を常に鈍らせるとシュロスタイン氏

企業の合併・買収(M&A)やリストラ関連のアドバイザリー業務を手掛ける米ラザードは、過去2営業日の株価下落率が2005年の新規株式公開(IPO)以降で最も大きくなった。英国の欧州連合(EU)離脱が国民投票で決まったことを受けて、ラザードを中心に独立系投資銀行の株価は軒並み下げている。

  ケネス・ジェイコブス最高経営責任者(CEO)率いるラザードの株価は27日のニューヨーク市場で約13%安の27 ドルで終了。先週23日の終値と比較すると2営業日で23%急落したことになる。27日はライバルのエバーコア・パートナーズやグリーンヒル、PJTパートナーズも10%以上下落した。

  ディールメーキングは2015年に記録的な活況となったが、今年は株式および外国為替市場の不安定な動きの影響で取引が鈍化し、手数料収入が圧迫されている。

  エバーコアのラルフ・シュロスタインCEOは26日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「先行き不透明感はM&A活動を常に鈍らせる。リスクと不透明感の増大に伴い、買い手が企業に支払いたいと考える価格は若干軟化傾向にある」と語った。ラザードはコメントを控えている。

  ウェブサイトに掲載された年末のプレゼンテーションによれば、ラザードは昨年の純収入の34%を欧州地域から得ている。エバーコアによれば、同社の最大市場は米国だが、「欧州と他の地域」も昨年の収入の約23%を占めた。

原題:Lazard Posts Worst 2-Day Drop Since IPO, Leading Bank Slump (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE