仏サノフィと独ベーリンガーインゲルハイム、事業交換で最終合意

  • べーリンガーはサノフィの動物薬事業を取得、差額47億ユーロ支払い
  • サノフィは市販薬事業を強化へ

医薬品メーカーの仏サノフィと独ベーリンガーインゲルハイムは27日、事業交換で合意したと発表した。これによりサノフィは市販薬事業を強化する。

  発表資料によると、両社が昨年12月に発表していた独占交渉が最終合意に達した。条件は当初の公表と変わらず。サノフィは動物用医薬品事業「メリアル」をべーリンガーの市販薬事業であるコンシューマーヘルスケア事業と交換する。評価額はメリアルが114億ユーロ、べーリンガーの事業が67億ユーロ。べーリンガーは差額47億ユーロ(約5300億円)をサノフィに現金で支払う。

  サノフィの医薬品部門では主力のインスリン製品の売り上げが減少しつつあり、今回の事業交換はオリビエ・ブランディクール最高経営責任者(CEO)による会社再編を後押しする。一般用医薬品の分野では、英グラクソ・スミスクラインとスイスのノバルティスが2015年に合弁会社を設立し、独バイエルが14年に米メルクの市販薬事業を買収するなど、業界再編が進んでいる。

  サノフィとべーリンガーは年末までの手続き完了を目指す。サノフィは事業交換で受け取る現金の一部を自社株買いに充てる方針。来年の業績に対する影響は中立的で、18年から利益を押し上げると見込んでいる。

  未公開企業であるべーリンガーの中国事業は今回の事業交換の対象には含まれていない。

原題:Sanofi, Boehringer Ingelheim Agree to $25 Billion Asset Swap (1)(抜粋)

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