メルケル独首相、英EU離脱正式申請前の非公式協議を否定

ドイツのメルケル首相は、英国が欧州連合(EU)との将来の関係について協議を開始できるのは離脱の意思を正式に通知した後になるとの認識を示した。

  メルケル首相は27日にベルリンで記者団に対し、EU離脱手続きの正式な開始となるリスボン条約第50条の発動まで英政府には一定の時間が必要かもしれないと理解を示しつつ、長引くのは許されないとくぎを刺した。

  「根比べをしている余裕はない。そうなれば、残るEU27カ国と英国の双方にとってよくない」と指摘。「だが英国がまず状況を分析するため一定の時間が必要であれば、個人的には一定水準の理解はある」と述べた。

  首相はまた、英国に離脱手続きの申請を急ぐよう促すことはできないとしながらも、申請前の交渉という選択肢をはねつけ、「EU離脱を正式に通知してくる以前には、いかなる非公式の交渉もあり得ない」と言明した。

  これより先、ザイベルト首相報道官は記者団に対し、ドイツは英国に立場を整理するための「当面の」時間を与える意思があると語っていた。一部の欧州高官は今年末が受け入れ可能なタイムリミットである可能性を示唆している。

原題:Merkel Rejects Informal Talks With U.K. Before EU Exit Triggered(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE