欧州社債保証コストの上昇続く、英EU離脱選択で危機感-CDS市場

27日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引で、欧州の社債保証コストが再び上昇。英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱が選択され政治危機が深刻化、金融市場に混乱が広がっている。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、主に高リスク・高利回りの50銘柄で構成するマークイットiTraxxクロスオーバー指数のスプレッドは19ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の408bpと、2月26日以来の高水準となった。劣後債の指数も2月以来の高さ、投資適格級社債の指数は約4カ月ぶりの高水準にそれぞれ達した。

  英国がEU離脱を選択したことを受け、株式と債券、ポンドが下落。予想外の結果で、英国の先行きが不透明なことが嫌気されている。キャメロン首相は離脱申請の時期を明示せずに辞意を表明し、離脱支持派は正式な計画をまだ打ち出していない。野党・労働党もコービン党首に辞任を求める声が高まる中、影の内閣の多数のメンバーが一挙に辞任した。

  ソシエテ・ジェネラル(パリ)の信用ストラテジスト、フアン・エステバン・バレンシア氏は「先行きに対する不透明要素が多く存在する」とし、「それほどパニックに陥っていないが、懸念がある。成り行きを見守る必要がある」と語った。

原題:Credit Risk Soars in Europe as Brexit Political Crisis Deepens(抜粋)

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