アジア・太平洋株式サマリー:中国株上昇、印株総じて高い-ハンセン下落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。

【中国・香港株式市況】

  27日の中国本土の株式相場はアジア新興市場で最も大きな値上がり。過剰生産能力の削減に向けた取り組みが価格を下支えするとの観測から素材銘柄が高い。小型株も上昇した。

  上海総合指数は前週末比1.5%高の2895.70で終了。国家発展改革委員会(発改委)が石炭・鉄鋼業界のさらなる生産能力削減を打ち出したことを受け、中国神華能源(601088 CH)や鞍鋼軋鋼(000898 CH)の上げが目立った。酒造会社の貴州茅台酒(600519 CH)は上場来高値を更新。酒造株が20%上昇する可能性があるとの証券会社の見通しを好感した。

  CSI300指数は前週末比1.4%高。香港、深圳の両証券取引所の接続開始が近いとの観測を背景に小型株から成る創業板(チャイネクスト)指数は3週間ぶりの高値となった。

  交銀国際の中国担当チーフストラテジスト、洪灝氏(香港在勤)は「鉄鋼や石炭セクターなど、英国のEU離脱とは関係の薄い中国企業が恩恵を受けるはずだ」と指摘。「両セクターの製品価格は既に低過ぎるため、生産能力が予想外に削減されれば価格上昇につながる可能性がある」と述べた。

  香港市場ではハンセン中国企業株(H株)指数が前週末比0.4%高で取引を終えた。一時1.5%安まで下落していた。ハンセン指数は0.2%安で引けた。

(上海総合指数のグラフ:SHCOMP <Index> GP YTD)
(ハンセン指数のグラフ: HSI <INDEX> GPO)

【インド株式市況】

  27日のインド株式相場は総じて上昇。英国の欧州連合(EU)離脱選択を嫌気した24日の相場下落が行き過ぎとの見方が一部で広がり、景気敏感銘柄が買われた。

  製薬会社ドクター・レディース・ラボラトリーズは3カ月ぶり高値、インドステイト銀行は2.8%急伸した。一方、ソフトウエア輸出のタタ・コンサルタンシー・サービスとインフォシスが売られた。両社は売上高の約25%を欧州から得ている。

  100銘柄で構成されるS&P・BSE100指数は前週末比0.3%上昇。騰落比率は3対1だった。指標のS&P・BSEセンセックスはほぼ変わらずの26402.96で終了。方向感のない取引に終始した。世界株安となった24日に2.2%急落していた。

  S&P・BSE小型株指数は1.5%高と、3月30日以来の大きな値上がり。S&P・BSE中型株指数は0.8%高と、先月27日以来の大幅高となった。

(S&P・BSEセンセックスの動向: SENSEX <Index> GPO D)

【オーストラリア株式市況】

  S&P/ASX200指数は前週末比0.5%高の5137.23。

(S&P/ASX200指数のグラフ: AS51 <INDEX> GP)

【韓国株式市況】

  韓国総合株価指数は前週末比0.1%高の1926.85。

(韓国総合株価指数の日中価格グラフ: KOSPI <INDEX> GIP)

【台湾株式市況】

  加権指数は前週末比0.2%安の8458.87。

(台湾加権指数のグラフ: TWSE <INDEX> GP D)

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