金融当局の過剰反応を懸念、英EU離脱に伴う混乱で-BIS

英国が23日の国民投票で欧州連合(EU)離脱を決める中で、国際決済銀行(BIS)が金融政策はすでに世界的に非常に緩和されており、金融当局による行き過ぎた対応を警戒するとの認識を示した。

  BISのチーフエコノミスト、クラウディオ・ボリオ氏は英国民投票前日の22日のインタビューで、「英離脱は経済見通しに対する衝撃となり得る1つだが、内因性の問題が積み上がっていることをより強調したい」と述べた。その上で、「政策当局は市場の動揺に強く対応する衝動にかられがちだ」とし、現在の金融政策が通常とは大きく異なることを指摘した。

  イングランド銀行(英中銀)や欧州中央銀行(ECB)など世界中の中銀当局者がBIS年次総会などのためにスイスのバーゼルに集まる中で、英国民はEU離脱を選択した。

  BISは160ページ近くにわたる年次報告で、政策改革のリストを掲載。「バーゼル3」として知られる銀行セクター改革の完遂などを呼び掛けた。世界的な銀行規制をまとめるバーゼル銀行監督委員会はBIS傘下で、カーニー英中銀総裁が議長を務める金融安定理事会(FSB)は事務局をBIS内に置いている。

原題:In the Face of Turmoil, BIS Warns of Overreacting to Brexit(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE