世界のリーダーら、進むべき道筋を模索-英EU離脱の余波広がる中

  • メルケル独首相ら欧州首脳は27日に協議開始
  • 世界の主要中銀総裁はポルトガルで会合

世界経済のリーダーらは英国の欧州連合(EU)離脱が決まった衝撃の余波が広がる中、進むべき道筋を見いだせないでいる。

Angela Merkel speaks following UK’s referendum vote on Friday.

Photographer: Carsten Koall/Getty Images

  EU離脱という前例のない選択肢を英有権者が選んでから4日後の現在も、何が合法的で可能であり、望ましいのかが依然不透明なままだ。英二大政党の内紛や2008年金融危機の長引く影響も事態を悪化させている。

  ソシエテ・ジェネラルのグローバル・ストラテジスト、キット・ジャックス氏は「不確実性は良くない」とした上で、「世界経済が順調に推移していれば不確実性は問題ないが、今はそうなっていない」と指摘した。

  ドイツのメルケル独首相ら欧州の首脳は、27日に危機対策の協議を開始する。さらに主要中央銀行の総裁はポルトガルに集まり、成長支援のための追加緊急措置が必要かどうか検討する。政策当局者らが求められているのは、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破綻やギリシャ危機時のようにトレーダーらから行動を迫られる前に戦略を立てることだ。

  ポンドは対ドルで30年ぶり安値を付けたにもかかわらず、投資家らは一段安を予想している。世界的な株安と債券や金などの安全資産の上昇も見込まれる。

  ペンタルファ・キャピタルのポートフォリオ・マネジャー、ニコラ・マリネリ氏 (ロンドン在勤)は「現在の政治情勢はかつてないほど混乱している。投資家にとってひどい状態だ」と述べた。
  
原題:Picking Through Brexit Rubble, Leaders Try to Plot the Future(抜粋)

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