米メットライフ株、急落-英国のEU離脱で生保業界の見通し悪化

  • 株価は11%安で終了、米リンカーン・ナショナルは13%安
  • 英離脱で誰が恩恵を受けるのか予想は困難とCEO

24日の米株式市場で米生命保険最大手メットライフの株価が急落。英国が国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択したことで債券利回りが低下し、ポートフォリオからの投資収入が脅かされている。

  メットライフ株は前日比11%安の39.44ドルで終了。年初来下落率を18%に拡大した。同業の米リンカーン・ナショナルは13%下落。S&P500生命保険・健康保険株指数は8.4%安と、2011年以来の大きな下げとなった。

  生保会社は保険契約者に対する債務を裏付ける数兆ドル規模の資産を保有しており、そうした資産を主に債券に投資している。各国・地域の中央銀行がここ数年、景気浮揚のため低金利を維持している上に、英国民投票の結果を受けて安全とされる資産に資金が押し寄せ、米国債利回りは24日にさらに低下した。

  スティーブン・カンダリアン最高経営責任者(CEO)は英国民投票の結果公表後の発表文で、「英国のEU離脱の決定が世界経済に不確実性をもたらす。経済的観点だけから見ても、この結果で誰が恩恵を受けるのか予想するのは困難だ」と指摘した。

原題:MetLife Slumps as Gross Laments Life Insurers’ Prospects (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE