野村、大和株が大幅下落-英のEU離脱でロンドン拠点を不安視

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大手証券株が大幅下落。野村ホールディングスは7.7%、大和証券グループ本社も6.4%安まで下げ、日経平均株価が上昇する中で下げが目立った。英国の欧州連合(EU)からの離脱決定を受け、ロンドン拠点の行方が不透明となる中、今後の収益環境が不安視されている。

  野村HD株は日経平均が高くなる中、一時353円、大和は同527.5円まで下落した。27日の終値は野村が6.3%安の358.3円、大和は5.4%安の533円で、それぞれ2012年12月、13年1月以来の安値水準となった。日経平均は終値で2.4%上昇した。

  SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは「投資家は野村、大和のロンドン拠点について不安視しており、EU域内に移転させるならオフィスだけでなく、従業員や家族などその費用は莫大だろう」と述べた。収益面でも例えば「これまで野村の日本企業に対する強みは、欧州で証券を売れることだったが英国を出れば、ドイツ銀やUBS、フランスの銀行などが優位性を持つ」と懸念を示した。

  ロンドンに2500人強の人員を擁する野村HDは、プロジェクトチームを設置するなど、対応策の検討を開始した。同社は24日、今後は「状況を精査しながら、必要な対策を講じる」とコメントしている。

  EU内でロンドンにしか現地法人を持たない大和は、今後EU域内での現法などビジネス拠点の新設を検討するという。日比野隆司最高経営責任者(CEO)は24日、英国の離脱に伴い、今後「必要があればちょっとした拠点を持ってやるということになる」と述べた。ロンドン拠点には現在約400人が勤務している。

(株価を更新、4段落に野村ロンドンについて追加しました.)
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