米ホテル株売られる-英国のEU離脱で人件費上昇への懸念強まる

  • マリオット、スターウッド、ヒルトンの株価はいずれも下落
  • 英インターコンチネンタルなどは外国人労働者を活用

24日の米株式市場でホテル株が下落。英国の欧州連合(EU)離脱が決定したことで国外の労働力に依存する英ホテル業界の今後の人件費をめぐる懸念が強まった。

  マリオット・インターナショナルは24日の発表資料で「今回の決定が最終的に当社のビジネスにどんな影響を与えるのかを知るには時期尚早だ」とした上で、「影響は数カ月以内により明確になってくる。それに伴い何か変化があれば対応する」と説明した。

  スターウッド・ホテルズ&リゾーツ・ワールドワイドの買収手続きが7-9月期に完了するマリオットの株価は7.3%安、スターウッドは5.4%安でそれぞれ終了。米ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスの株価は6.7%安だった。

  英インターコンチネンタル・ホテルズ・グループをはじめ、ホテル運営会社は欧州の従業員への依存度が高い。ロンドンの接客業界では労働者の約4人に3人が外国生まれ。ポンドが対ユーロで下落し続ければ英国へ観光旅行が増える可能性もあるが、英国のEU離脱で外国人労働者の雇用に規制がかかれば、人件費上昇につながる恐れがある。英株式市場で同社の株価は1.3%上昇したが、米国預託証券(ADR)は8.3%安で終了した。

原題:Hotel Stocks Fall After U.K. Voters Back European Union Exit (1)(抜粋)

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