金相場、ヘッジファンドの予想通り上昇-買越残高は過去最高

  • 金相場が2年ぶり高値に上昇する前に買越残高が増加
  • 金相場は年内にさらに7.7%上昇する可能性:ブルームバーグ調査

世界の大半の市場関係者とは異なり、金投資家は欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国民投票の結果を的確に予測していた。そして、投資家らは金相場上昇の恩恵を受けた。

  英国で23日実施された国民投票では欧州連合(EU)離脱支持派が勝利し、世界の市場は混乱したが、その2日前にヘッジファンドによる金相場上昇を見込む買い越しは過去最大に達していた。国民投票後、金先物相場は2年ぶりの高値に上昇。ブルームバーグが実施した調査では、相場は年末までにさらに7.7%上昇する可能性があると予想されている。

  金相場上昇は、金が資金の逃避先としての役割を果たしていることを示し、24日には主要資産のうち最大の上昇を示した。金先物相場の年初来パフォーマンスは1979年以降で最高となっている。米金融当局が低金利を維持するとの観測が価値保存手段としての金の需要を押し上げ、地政学的な不安定要因も安全資産としての金の購入増加につながっている。

  1億6500万ドル(約170億円)を運用するエイドリアン・デイ・アセット・マネジメント(メリーランド州)のエイドリアン・デイ社長は英国民投票の結果について、「根本的な変化だ。影響はかなり長期にわたり続く可能性がある」と指摘。「英国では不透明感と対立が強まっており、それは金相場にとって好材料だ」と述べた。

  米商品先物取引委員会(CFTC)が24日発表したデータによれば、資産運用会社による金の先物とオプションの買越残高は21日終了週に6.7%増加し25万6898枚と、データ集計が始まった2006年以降で最大に達した。

原題:Hedge Funds Win World-Beating Rally With Record Gold Holdings(抜粋)

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