英EU離脱の余震続く、欧米株安・ポンド急落-金は上昇

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27日の金融市場では先週決定した英国の欧州連合(EU)離脱の余震が続いている。外国為替市場でポンドへの売りが止まらず、欧州株式相場は2月以来の水準に下げた。

  米国株式市場はS&P500種株価指数が1.8%安の2000.54で引け、3月10日以来の安値を付けた。欧州の指標株価指数の下げは2営業日で11%に達し、2008年以来最大。S&Pが英国の格付けを引き下げる中、ポンドは24日の安値を下回って27日に3.4%下落し、1985年以来の安値に沈んだ。質への逃避から金が買われ、米10年債利回りはほぼ4年ぶりの低水準に迫った。

  英国民投票の結果が判明して以来、リスク資産に下押し圧力がかかっている。貿易が低迷し、すでに脆弱(ぜいじゃく)な世界経済の回復が腰折れするとの懸念が強まっているためだ。世界の株式市場では4兆ドル(約407兆円)を超す時価総額が消失。英国の主要政党内でも対立が生じ、不安定感を強めている。

英ポンド続落

Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

  オークブルック・インベストメンツのピーター・ジャンコブスキス共同最高投資責任者(CIO)は「引き続き多少の秩序は保たれている。公益株や通信株に強さが見られ、安全に逃避する動きとリスクオフが確かにあることを示している」と指摘。「景気に敏感な業界である工業やエネルギー、素材、金融といったセクターが最大の打撃を受けており、つじつまは合う」と述べた。

原題:U.S. Stocks Fall With Global Shares, Pound on Brexit; Gold Gains(抜粋)

(市場関係者のコメントを差し替え、指数を更新します.)
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