【FRB要人発言録】インフレ、おおむね想定通りの動き-議長

6月20日から26日までの米連邦準備制度理事会(FRB)要人の主な発言は以下の通り(記事全文は発言者の氏名をクリックしてください)。

<6月23日>
カプラン・ダラス連銀総裁(ニューヨークで講演後、質疑応答で):ドルは恐らく数年にわたり上昇する可能性がある。ドル高は米製造業にとって逆風になる。

カプラン・ダラス連銀総裁(ニューヨークで講演):先進国の高齢化や生産性の伸び鈍化、安全資産の源としての米国の持続的台頭が全て、中立金利の低下を引き起こしてきたという主張に非常に納得している。金融政策には経済政策において果たすべき重要な役割がある。しかしゼロ金利制約ないしそれに近い状態では、経済政策の他の手段よりも効果が見込めない可能性がある。

<6月22日>
イエレン議長(下院金融委員会で質疑に応答):(マイナス金利は)われわれが検討しているものではない。

イエレン議長(下院金融委員会で質疑に応答):多くの面から見て、市場の流動性はなお非常に潤沢で、悪化してはいない。ただそれでも、ストレス下で流動性が消失する可能性があることを示唆する兆候はある。

イエレン議長(下院金融委員会で質疑に応答):インフレは、おおむね想定通りの動きになっている。

イエレン議長(下院金融委員会で質疑に応答):賃金の伸びがわずかに加速し始めている。

イエレン議長(下院金融委員会で質疑に応答):雇用の伸びが上向くと強く期待している。

パウエルFRB理事(CNBCテレビのインタビューで):過去3年間の景気回復において継続して力強さを見せているのは労働市場だ。3年間にわたり20万超のペースで雇用が増えてきた。それが4、5月に減速した。この減速からそれほど多くのシグナルを得ようとは思わない。私の認識では正しい行動は、静観し経済に実際どの程度勢いがあるのかを見極めることだと思われる

<6月21日>
イエレン議長(上院銀行委員会で質疑に応答):英国がEU離脱を選択した場合、起こり得る経済への影響を考慮した上で、必要とあれば連邦公開市場委員会(FOMC)は行動する用意がある。

イエレン議長(上院銀行委員会で質疑に応答):FF金利の中立水準は金融危機の余波を受けて非常に落ち込んでいると米金融当局は判断している。

イエレン議長(上院銀行委員会で質疑に応答):労働市場がさらに改善すると引き続き期待しているが、 最近のペースでの雇用創出は続かないかもしれない。

イエレン議長(上院銀行委員会で質疑に応答):フォワードガイダンスに以前ほど依存していない。

イエレン議長(上院銀行委員会で質疑に応答):米国債がデフォルト状態に陥るような事態があれば、その影響は米国および世界経済にとって極めて深刻となろう。

イエレン議長(上院銀行委員会で証言):フェデラルファンド(FF)金利の引き上げを慎重に進めていくことで当局は、成長が緩やかなペースに戻りつつあるのか、労働市場が一層力強さを増すのか、インフレ率が当局の目標である2%に向けて上昇を続けるのかを精査する間、経済成長に対する金融面での支援を適切に維持できる。

イエレン議長(上院銀行委員会で証言):インフレが引き続き低水準である点を考慮すると、経済動向を見極め、景気が良好な軌道にあるとの確認作業をした上で利上げする能力が金融政策当局にはある。

<6月20日>
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(ワシントンで講演後、記者団に対し):(金融政策は、金融安定のために利用するには)極めて切れ味の悪い手段。

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