グロース氏:英EU離脱選択で米利上げ先送り-来年もない可能性も

ビル・グロース氏は、英国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利したことを受け、米国では年内、場合によっては来年を通しても利上げの機会は恐らくなくなるだろうとの見方を示した。

  「ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンド」を運用するグロース氏は24日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「こうした事態に直面し、今はその時期ではない」と語った。

  同氏は「スペインやイタリアの債券の売り持ちを開始する考えはない。スプレッドを低水準に抑制するために、欧州中央銀行(ECB)は社債購入を続けると考えていいだろう」と指摘した。

  スペインとイタリアの債券はこの日下落し、スペイン国債とドイツ国債の利回り格差は2015年3月以来の高水準に拡大。域内で比較的安全とされるドイツ国債の需要が高まり、同国債の10年物利回りは過去最低を更新した。

  グロース氏は、ECBは「安定感を促進するためにスペインとイタリアの債券を購入し続けるだろう。これは、ECBが低ボラティリティの状態を推進するためここ5年か6年にわたり努めてきたことで、機能してきた。今では効果が低下している」と語った。

  一方同氏は、米国債より高利回りを提供するとして米住宅ローン担保証券(MBS)が投資家にとって一つのセーフヘイブン(安全な避難先)だと指摘した。

原題:Gross Says Brexit Will Put Off Fed Hike, Possibly Through 2017(抜粋)

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