JPモルガンの元バンカー、8年にわたる逃亡後に米地裁に出廷

  • アルビス被告は15件の横領や詐欺の罪について無罪を主張
  • UBSとJPモルガンの顧客から約530万ドル盗んだとして08年起訴

横領や詐欺の罪を免れようとして8年にわたりアルゼンチンに国外逃亡していたJPモルガン・チェースの元プライベートバンカーが23日、米ニューヨークの連邦地裁に出廷した。

  エルナン・アルビス被告は罪状認否で、15の罪状について無罪を主張した。同被告は2008年、少なくとも10数回不正な送金を行い、UBSとJPモルガンの顧客口座から530万ドル余りを盗んだとして起訴されていた。同被告は当局と司法取引を交渉していると、米連邦検事補のセイガー・ラビ氏が述べた。

  アルゼンチンによると、今月16日にアルビス被告がブエノスアイレスで再逮捕された後、同国は米国に同被告の身柄を引き渡すことに同意した。同被告は米連邦捜査局(FBI)捜査官に身柄を拘束された状態で22日に飛行機で出国するとアルゼンチン当局者が説明していた。アルゼンチンのマクリ大統領は昨年11月22日の当選以来、米国との関係改善を図っている。

  アルビス被告の弁護士ジェフリー・フォーマン氏は同被告の米国への身柄引き渡しの状況についてコメントを控えた。

  米連邦地裁のカプラン判事はアルビス被告の公判期日を12月5日に設定した。

  JPモルガンの広報担当ダリン・オドゥヨイエ氏は今回の件についてコメントを控えた。UBSの広報担当マーシャ・アスキンズ氏にもボイスメールでコメントを求めたが、これまで返答はない。

原題:Ex-JPMorgan Banker on the Run 8 Years Lands in U.S. Court (3)(抜粋)

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