【個別銘柄】欧州関連株が急落、2部降格シャープやスクエニHも安い

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24日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  欧州関連株:欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国民投票は、離脱支持の過半数が確実となった。欧州売り上げ比率の高い日本板硝子(5202)が前日比19%安の70円、マツダ(7261)は12%安、DMG森精機(6141)は12%安、竹内製作所(6432)は14%安、ミツバ(7280)は13%安と軒並み下落。為替市場で円がドルやポンドに対し急騰する中、ポンド円の為替感応度が高いSUMCO(3436)は11%安、川崎重工業(7012)は10%安、IHI(7013)は7.8%安となった。英国で鉄道事業を展開する日立製作所(6501)は10%安。

  日本取引所グループ(8697):9.7%安の1130円。EU残留・離脱を問う英国民投票で、英BBC放送が離脱派が勝利したとの予測を公表した午後から株価が急落。日経平均株価は1万50000円を割り込み、相場の先行き不透明感から取引関連収益への影響などに懸念が広がった。

  シャープ(6753):17%安の111円。東京証券取引所から8月1日付で、東証1部から2部への指定替えと上場廃止基準にかかる猶予期間銘柄となる通知を受けた。2016年3月期の有価証券報告書で債務超過が確認されたため。上場廃止の猶予期間は4月1日から来年3月31日まで。

  スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):4.6%安の3130円。ゴールドマン・サックス証券は投資判断を「買い」から「中立」に下げた。18年3月期の営業利益コンセンサスは12月以降、387億円から439億円まで切り上がっており、利益水準切り上がりは織り込まれたとみる。17年3月期営業利益予想を従来の488億円から462億円に、18年3月期を490億円から460億円に減額した。
  
  ファナック(6954):6.7%安の1万5500円。ジェフリーズ証券は23日付で新規「アンダーパフォーム」に格付け、調査を開始した。17年3月期営業利益は市場コンセンサスを下回る公算が大きく、来期も現時点で市場が予想する2桁増益の達成は疑わしいと指摘。緩慢な需要から中期的な利益回復への視界は不良、株主還元性向が高くても持続的な利益成長がなければ投資家を満足させられないとみている。目標株価は1万2000円。

  テクノメディカ(6678):16%安の1479円。30日に予定していた16年3月期の有価証券報告書の提出期限延長を申請した。売り上げの前倒し計上や架空計上など不適切な会計処理があったという。延長が承認された場合の提出期限は7月29日。

  カンロ(2216):1%高の516円。16年12月期連結営業利益予想を3億5000万円から7億円に上方修正した。売上高の増加に加えて効果的な販促などが寄与した。

  ユニゾホールディングス(3258):11%安の4025円。新株発行による公募増資を実施、最大で約173億円を調達すると23日に発表した。1株価値の希薄化が嫌気された。調達資金は不動産への新規投資、新規ホテル展開のための資金の一部に当てる方針。

  JSR(4185):8.9%安の1324円。ジェフリーズ証券は投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」、目標株価を1510円から1220円に引き下げた。液晶ディスプレー(LCD)パネルの生産は低迷が続き、LCD用材料価格の値下がりペースは速いと予想、17年3月期の営業利益は会社計画の350億円に対し、同証見通しを335億円から300億円に下方修正した。

  モブキャスト(3664):100円(14%)安の599円とストップ安。貸借取引で24日から自己取引分の担保金率が50%(うち現金20%)から70%(同40%)に引き上げられた。

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