もろさはらんだ中国の景気安定化続く-中小企業に圧迫感

  • 早めに発表される民間指数が示唆
  • 6月の民新製造業・サービス業PMIはいずれも低下

中国の脆弱(ぜいじゃく)さをはらんだ景気安定化が6月も続いているようだ。早めに発表された民間の経済指標が示している。ただ中小企業に対する圧迫も浮き彫りとなっている。

  中国民生銀行と華夏新供給経済学研究院が発表した6月の民新製造業購買担当者指数(PMI)は43.2と、4カ月ぶりの低水準となった。5月は45.8だった。6月の民新サービス業PMIも42.6と、5月の44.4から低下した。PMIは50を下回ると悪化を示唆する。民新PMIは4000社余りを対象にした月次調査を基にし、対象企業の7割は中小企業。

  だがマーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)の企業景況感指数は大手企業の前向きな動きを示した。6月の同指数は54.5と、5月の50から上昇。昨年10月以来の高水準に達した。同指数は上海もしくは深圳に上場している200社程度を対象とした調査を基にしている。

  ロンドンの調査会社ワールド・エコノミクスが発表した6月の指数は51.6と横ばい。同指数は3月に過去最低に落ち込んだ後、2カ月連続で上昇していた。

  6月の中国サテライト製造業指数は48.45と、3カ月連続の上昇となった。5月は48.31だった。サンフランシスコのスペースナウが発表する同指数は、複数の商業衛星が撮影した大量の写真を基に工業施設の状況を分析する。ただ改善・悪化の分岐点である50はまだ下回っている。

原題:Early Read on China Economy in June Shows Smaller Firms Hurting(抜粋)

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