英国民投票:EU離脱派が優勢の様相、ポンド急落-中盤開票結果

更新日時
  • ポンドはドルに対し今年の最高値を更新した後に反落
  • 開票序中盤は離脱派が予想以上に健闘-開票作業進む

23日実施された欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国民投票で、中盤の開票結果は世論調査の予測に反して離脱支持の優勢を示唆している。これを受け、ポンドは下げ足を速めており、対ドルで過去最大の下げに近づいている。

  ロンドン時間24日午前3時半(日本時間午前11時半)現在、離脱支持は残留支持を30万票余りリードしている。ブックメーカーのオッズを集計したオッズチェッカーの指数が示す離脱の確率は72%。これまでの開票結果によれば、ロンドンとスコットランドでは残留派がリードしており、その他の地域では離脱派が優勢となっている。

 ポンドとFTSE100種先物は下落。投資家は英国のEU離脱が決まれば英経済は混乱し、欧州全体に政治不安が拡散するのではないかと懸念している。

  ポンドは投票締め切り直後に公表されたユーガブの調査結果で、残留支持が52%とされたことを受け急伸。しかしイングランド北東部のサンダーランドで離脱支持が61%、残留支持39%と、当初予想よりも差が開いたことが伝えられると反落した。

  ワールド・ファーストUKのチーフエコノミスト、ジェレミー・クック氏は「投票締め切り直後のユーガブ調査による当初の楽観的見方はあっという間に消失した」と指摘した。

  ニューカッスルの開票結果は残留支持が51%と、イースト・アングリア大学の研究者クリス・ハンレッティ氏の予測を下回った。開票結果を最初に発表した英領ジブラルタルでは約96%の有権者が残留を支持した。

  ポンドは3月2日以来初めて1ポンド=1.4ドルを割り込んだ。


英国国民投票の結果速報-欧州連合(EU)離脱か残留か

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原題:Early Brexit Referendum Results Give Lead to Leaving EU (3)(抜粋)

(最新の開票状況を追加して更新します.)
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