米国株:反発、S&P500は1カ月ぶり大幅高-英投票の結果待ち

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23日の米株式相場は反発。S&P500種株価指数は1カ月ぶりの大幅高となった。欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国民投票が進む中、世界的に株が買われた。

  JPモルガン・チェースやシティグループなど銀行株は5週間ぶりの大幅高。素材株は過去7営業日で6度目の上げとなり、エネルギー銘柄は原油相場と共に反発。キャタピラーやボーイング、マイクロソフトも高い。

  S&P500種株価指数は前日比1.3%高い2113.32ポイントで終了。23日までに実施された世論調査2つが残留派のリードを示した。S&P500種は最高値まで1%未満となっている。ダウ工業株30種平均は前日比230.24ドル(1.3%)上昇の18011.07ドルと、3月1日以来の大幅高。ナスダック総合指数はここ1カ月で最大の1.6%高。

ニューヨーク証取と歩行者

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ロバート・W・ベアードの機関投資家担当株式セールス・トレーダー、マイケル・アントネッリ氏は「市場は引き続き比較的静かだ。英国民投票の結果を控え、様子見に回っていることが主な理由だ。トレーダーはどちらかにスタンスをとり、結果待ちになっている」と述べた。

  ここ数週間、世界中の投資家が英国のEU離脱をめぐる議論にくぎ付けにされており、直近の世論調査は接戦を示唆している。最初の投票結果はニューヨーク時間午後7時ごろ、最終結果は24日午前2時前後になると予想されている。

  この日はビザやアマゾン・ドット・コム、ゼネラル・エレクトリック(GE)などの上げが目立った。GEは2カ月ぶり高値を付け、シェブロンやインテルも高い。

  ロバート・W・ベアード(ロンドン)の株式担当副会長を務めるパトリック・スペンサー氏は「市場参加者は投票前に既にポジションを組んでいる。市場は不確実性を嫌うが、あすには方向が定まり、ようやく確実性を得る。米国ではゴルディロックスのシナリオに戻った。成長はまずまずだが、利上げするほど強くはない」と指摘した。

  朝方に発表された先週の米週間新規失業保険申請件数は前週比で予想以上に減少。5月の米新築住宅販売は8年ぶり高水準だった前月から減少した。住宅市場の進展は不安定な状況が続いている。

  S&P500種は全10セクターが上昇。金融株は2.1%上昇し、2カ月ぶりの大幅高。素材、情報技術、エネルギーの上げも目立った。公益事業は0.3%高にとどまった。

原題:U.S. Stocks Rise With Global Markets Amid U.K. Referendum on EU(抜粋)


英国国民投票の結果速報-欧州連合(EU)離脱か残留か

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(第5段落以降を追加し、更新します.)
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