欧州債:ギリシャ債上昇、ECBが特別措置を復活-中核国債は小動き

23日の欧州債市場ではギリシャなどの周辺国債が上昇。同国政府が発行または保証した市場性資産について、欧州中央銀行(ECB)がオペの担保に要求する最低格付け基準の適用から除外する特例措置を復活させると決め、相場を押し上げた。

  ギリシャ10年債は3営業日ぶりに値上がりし、1年債利回りは2週間ぶりの低水準となった。特例措置は2015年2月にチプラス政権が当時の金融支援プログラムの条件を順守しない意思を表明したことを受け、停止されていた。

  一方、中核国の国債は狭いレンジ内での取引に終始。欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国の国民投票がこの日始まり、その結果が注目されている。

  DZバンク(フランクフルト)の主席市場ストラテジスト、ダニエル・レンツ氏は「ギリシャ国債にとって、ECBの決定は朗報だ」とし、「今回はギリシャが譲歩に強い意思を示し、債権者らは英国民投票を鑑みてこれ以上の大きなリスクを望まなかった。英国のEU離脱が実現しなければ、ギリシャ国債の需要は高まることが見込まれる」と語った。

  ロンドン時間午後3時39分現在、ギリシャ10年債利回りは前日比18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の7.81%。2015年7月に19%を突破し、債務危機のピークだった12年3月には44.21%に達した。同国債(表面利率3%、2026年2月償還)価格はこの日、1.01上げ72.29。

  2017年7月償還債の利回りは60bp下げ7.52%。10日以来の低水準となる7.44%まで下げる場面もあった。

  欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは1bp上げ0.07%。イタリア10年債利回りは3bp低下し1.41%、同年限のスペイン国債利回りも3bp下げ1.47%となった。

  

原題:Greek Bonds Rise for First Time in Three Days After ECB Waiver(抜粋)

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