VW、ディーゼル車所有者に最大7000ドル支払いへ-関係者

  • 環境復元プログラムへの資金拠出にも合意
  • 28日に米連邦地裁判事に善後策提出

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)は米連邦裁判所の判事に対し、総額100億ドル(約1兆600億円)に及ぶ善後策を来週提出する。事情を知る複数の関係者が明らかにした。この中でVWは、同社製ディーゼルエンジン搭載車の所有者に最大7000ドル支払い、大気汚染浄化プログラムへの資金拠出に合意する意思を示す。

  同関係者らは、この善後策協議を監督するチャールズ・ブレイヤー米連邦地裁判事がかん口令を敷いているとして匿名で発言した。VWが車の保有者に支払う金額は1000-7000ドル相当。金額は車齢などの要因で決まるという。

  VWは米国で販売した48万2000台のディーゼル車が許容量の最大40倍に及ぶ窒素酸化物(NOX)を排出しているとされる。米当局はこれによる環境被害を取り除く環境復元プログラムを重要な優先項目としている。VWはすべての車を米環境保護局(EPA)が満足のいく水準に修理できると見込まれておらず、その場合は車の買い戻しや環境基金への追加支払いで解決する可能性がある。

  VWはEPAとカリフォルニア州大気資源局(CARB)の排ガス試験に合格するため、2009年以降不正を働いていたことを認めている。同社とEPA、CARB、司法省に加え、被害消費者を代表する弁護団が28日に善後策について合意書を提示する予定だ。

原題:VW Said to Pay Diesel Owners Up to $7,000, Fund Clean-Air Grants(抜粋)

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