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VW、排ガス不正で株主に亀裂-ニーダーザクセン州が株主投票で反旗

22日に開催されたドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)の年次株主総会で、同社の大株主であるニーダーザクセン州が排ガス不正スキャンダルの調査対象となっている幹部2人に対する支持を保留した。同社株主は結束が強いことで知られるが、スキャンダルをめぐり初めて亀裂が表面化した格好だ。

Volkswagen AG Chief Executive Officer Matthias Mueller Speaks To Shareholders At Annual General Meeting

Wolfgang Porsche, chairman of Porsche SE, left, and Stephan Weil, prime minister of the German state of Lower Saxony

Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  VW第2位の株主であるニーダーザクセン州はマルティン・ウィンターコルン前最高経営責任者(CEO)と、VWブランド現責任者のヘルベルト・ディース氏への支持を拒み、通常なら儀礼的な意味しかない投票を棄権。同州代表は23日に決定について詳細を明らかにする計画だ。

  同州は発表文で「現在の手続きが進む間、ニーダーザクセン州としてはいずれかに偏っているとの印象を少しも抱かれたくはない」と説明。「もっぱら検察の問題で、その後法廷で争われる可能性がある問題だ」との認識を示した。

  ウィンターコルン、ディースの両氏はVW大株主のポルシェ家、ピエヒ家の後ろ盾で株主の過半数によって支持されたが、ニーダーザクセン州はこれに異を唱えたことになる。この両氏に対しては、同州の検察が20日、排ガス試験での不正スキャンダルで生じ得る費用についての情報を遅滞なく開示したかをめぐり捜査に踏み切った。

  年次株主総会は12時間以上にわたって続き、議決権を持たない投資家の多くが議決権を持つ株主に対し、取締役や監査役全体の昨年のパフォーマンスを容認しないよう呼び掛けた。

原題:VW Owners Split for First Time on Diesel Scandal in AGM Vote (1)(抜粋)

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