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きょうの国内市況(6月23日):株式、債券、為替市場

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●日本株反発、リスク回避巻き戻しと為替安定-代金ことし2番目低水準

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  東京株式相場は反発。欧州連合(EU)の残留・離脱を問う英国国民投票が直前に迫る中、リスク回避の反動買いが先行、為替の落ち着きも好感された。輸送用機器など輸出株や海運株、銀行など金融株中心に高く、中国市況の大幅高を受けた鉄鋼株は業種別上昇率でトップ。

  TOPIXの終値は前日比14.10ポイント(1.1%)高の1298.71、日経平均株価は172円63銭(1.1%)高の1万6238円35銭。東証1部の売買代金は、5月30日に次ぐことし2番目の低水準。

  三菱UFJ国際投信の向吉善秀シニアエコノミストは、「リスク回避の継続や為替の円高への振れ過ぎから日本株はかなり割安になってきている。逆の動きが起きれば、短期的には日本のパフォーマンスが最も良いとの見方がある」と指摘。一方で、先進国の成長率が鈍るなど「さまざまな不満が募った結果、負の循環が始まっている可能性がある。今後もマイナスのイベントは次々と出てくる」との認識も示した。

  東証1部33業種は鉄鋼、海運、鉱業、輸送用機器、銀行、証券・商品先物取引、保険、非鉄金属、機械、倉庫・運輸など30業種が上昇。食料品や医薬品、水産・農林の3業種は下落。東証1部の売買高は16億4188万株、売買代金は1兆5701億円。上昇銘柄数は1285、下落556。

  売買代金上位ではトヨタ自動車や三菱UFJフィナンシャル・グループ、ファーストリテイリング、マツダ、ファナック、ブイ・テクノロジー、日立製作所、新日鉄住金、IHIが上げ、6月既存店売上高が前年同月比20%増だったニトリホールディングスも高い。半面、UBS証券が投資判断を「売り」に下げたオリエンタルランドは売られ、KDDIや小野薬品工業、味の素、カシオ計算機、ピジョン、セブン銀行も安い。

●超長期債が上昇、20年入札結果好感-長期金利2週ぶり高水準から戻す

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  債券市場では超長期債相場が上昇。この日実施の20年債入札結果が市場予想を上回ったことを好感して買いが優勢となった。30年や40年物の利回り低下が大きくなり、長期金利は2週間ぶり高水準から横ばいまで戻した。

  現物債市場で20年物の156回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.205%を付けたが、入札後は0.175%に低下した。新発30年物の51回債利回りは5bp低下の0.20%まで下げる場面があった。新発40年物の9回債利回りは3bp低い0.25%を付けている。 長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは一時マイナス0.13%と9日以来の高水準を付けたが、その後は横ばいのマイナス0.145%に戻している。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、20年債入札結果について、「それなりにしっかりだった。英国の欧州連合(EU)離脱・残留の国民投票結果で金利が上昇する雰囲気ではなくなっている。為替動向を背景に緩和期待感もある」と説明した。

  財務省が午後発表した表面利率0.2%の20年利付国債(157回債)の入札結果によると、平均落札利回りは0.218%、最高落札利回りは0.226%と、ともに過去最低を更新。最低落札価格は99円50銭と予想を10銭上回った。小さければ好調なテール(平均と最低落札価格の差)は15銭と前回と同じ。投資家需要を反映する応札倍率は3.61倍と2014年12月以来の高水準となった。

  長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比2銭安の152円14銭で取引を開始した。一時は151円91銭と約3週間ぶりの安値を付けたが、20年入札結果発表後には下げ幅を縮め、結局は3銭安の152円13銭で引けた。

●ドル・円は104円台後半、英国民投票目前で値動き限定的

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=104円台後半で推移。英国の欧州連合(EU)離脱・残留を問う国民投票を間近に控え、値動きは限定的となった。

  円は主要16通貨に対して安く、対ポンドでは最も下落率の大きい通貨となっている。一時1ポンド=155円74銭付近と、8日以来の水準までポンド高・円安が進んだ。ポンド・ドル相場は1ポンド=1.4844ドルと年初来の高値を付ける場面があった。午後2時40分現在のドル・円は、104円65銭付近。早朝には一時104円98銭と、2営業日ぶりの円安値を付けた。

  外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、朝方は「二つほど続いて英国の世論調査で残留支持拡大が示されたことを受けて、瞬間的にリスクオンの円売りが広がった」と説明。「そうは言っても差は数%と誤差の範囲内にとどまっている」とし、「全体的に手じまいの動きは出ても、ここからポジションを取るのは難しい」と話す。

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