原油の供給過剰は来年半ばまで続く-世界2位のSWFアブダビ投資庁

  • 需給が再均衡するには市場が在庫を吸収する必要がある:ルール氏
  • 年末までの再均衡を見込む一部市場関係者の楽観的見通しとは対照的

世界の原油の供給過剰は少なくとも来年夏まで続く可能性が高いとの見方を、世界2位の政府系ファンド(SWF)であるアブダビ投資庁(ADIA)の世界調査責任者、クリストフ・ルール氏が示した。市場が貯蔵されている余剰原油を吸収するのに時間がかかるためと説明している。

  ルール氏は22日、ドバイでのインタビューで、原油の需給は再び均衡しつつあり、シェール企業の価格上昇に対する反応は原油価格がどの水準まで上昇するかを決定することにつながると指摘した。需給が再び均衡するまでには少なくとも来年半ばまでかかるとする同氏の見方は、年内に需給が均衡に近づくと見込む一部の業界幹部やアナリストらの楽観的な見通しとは対照的だ。

  同氏は「市場は在庫過剰に対応するべきであり、解消されて初めて需給は再び均衡するだろう。冬が到来すれば、どの水準でこの再均衡が起きるかをより明確に予測できるようになる」と語った。そのプロセスは「少なくとも2017年の夏まで続く」との見通しを示した。

原題:World’s 2nd-Biggest Sovereign Fund Sees Oil Glut Until Mid-2017(抜粋)

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