PIMCOは欧州株に強気オプション購入-英国のEU離脱懸念で割安

  • 世論調査では予断を許さない情勢だが、オッズは残留を示唆
  • 投資家は慎重になり過ぎたのだろう-サンドストロム氏

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は英国の欧州連合(EU)離脱・残留を問う23日の国民投票を前に、欧州株に強気なデリバティブ(金融派生商品)を購入しており、英国がEU残留を決めた場合は株式への配分を増やす可能性もある。

  PIMCOの欧州資産配分責任者、ジェラルディン・サンドストロム氏によると、同社はユーロ・ストックス50指数のコール・オプション(買う権利)を過去2週間買っている。英国のEU離脱懸念の高まりでコールに割安感が浮上しているという。コールは2008年10月のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻以降で最も割安な水準にある。

  最新世論調査では離脱か残留かは予断を許さない情勢だが、ブックメーカーのオッズを基にした離脱の確率は16日以来低下しており、現時点では約25%。

  サンドストロム氏はチューリヒでインタビューに応じ、「コールとプット(売る権利)の価格にやや混乱がみられるため、われわれはそれを利用するつもりだ。投資家は極めて慎重になったか、もしくは慎重になり過ぎたのだろう」と指摘した。

  
  欧州株は年初以降に9%近く下落している。サンドストロム氏によれば、利益成長率が「2桁」台に達し、欧州中央銀行(ECB)の景気刺激策が域内経済を支えるため、欧州株は今年後半に世界資産で屈指の上昇を記録する可能性があるという。PIMCOは先週末時点で、英国のEU残留確率を60%とみなし、残留となればユーロ・ストックス50指数が24日に最大6%上昇すると予想していた。

原題:Pimco Buys Bullish Europe Stock Options on Brexit Mispricing Bet(抜粋)

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