ドル・円は104円台後半、英国民投票目前で値動き限定的

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  • ポンドは対ドルで年初来高値を更新後に伸び悩み
  • さすがにここからどちらかに賭ける動きはない-外為どっとコム総研

23日の東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=104円台後半で推移。英国の欧州連合(EU)離脱・残留を問う国民投票を間近に控え、値動きは限定的となった。

  円は主要16通貨に対して安く、対ポンドでは最も下落率の大きい通貨となっている。一時1ポンド=155円74銭付近と、8日以来の水準までポンド高・円安が進んだ。ポンド・ドル相場は1ポンド=1.4844ドルと年初来の高値を付ける場面があった。午後2時40分現在のドル・円は、104円65銭付近。早朝には一時104円98銭と、2営業日ぶりの円安値を付けた。

  外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、朝方は「二つほど続いて英国の世論調査で残留支持拡大が示されたことを受けて、瞬間的にリスクオンの円売りが広がった」と説明。「そうは言っても差は数%と誤差の範囲内にとどまっている」とし、「全体的に手じまいの動きは出ても、ここからポジションを取るのは難しい」と話す。

  英国のEU離脱・残留問題をめぐる国民投票結果の大勢が判明するのは、日本時間24日午前11時半ごろの見込み。コムレスやユーガブ(YouGov)が公表した最新世論調査では、残留支持派の優位が示された。

  三菱東京UFJ銀行の野本尚宏調査役(ニューヨーク在勤)は、英国がEU残留となれば、「ドル・円は上がると思う」としながらも、「残留で安心した後は、米金融政策にテーマが移っていく」と指摘。「残留となって米金利が上がっても、最終的に金利は下がるはずなので、そうなるとドル・円の上値も重くなってくる」とし、「108円台が限界」とみる。

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