ヘッジファンド共同創業者の2人、英残留・離脱めぐり意見分かれる

  • マーシャル・ウェイスの共同創業者、対立する団体に別々に寄付
  • 両氏によるそれぞれ10万ポンドの寄付は「個人的立場」で実施

英ヘッジファンド運営会社マーシャル・ウェイスの共同創業者、ポール・マーシャル氏とイアン・ウェイス氏は、英国が欧州連合(EU)にとどまるべきかどうかをめぐって意見が割れている。英国で23日実施されるEU残留・離脱を問う国民投票を前に、両氏はそれぞれ10万ポンド(約1550万円)を残留派と離脱派に分かれて寄付した。

  選挙委員会が22日発表したデータによれば、マーシャル氏は英国のEU離脱を支持する団体「ボート・リーブ」に、ウェイス氏は残留派の「ジ・イン・キャンペーン」に、別々に寄付を行った。

  マーシャル・ウェイスの広報担当者によれば、寄付は個人的な立場で行われた。同社は1997年創業で運用資産は約260億ドル(約2兆7000億円)。この問題への同社としての見解はないと担当者は説明している。

  ファイナンシャル・ニュース紙がウェイス、マーシャル両氏の寄付について先に報じていた。

  ウィントン・キャピタル・マネジメントの創業者デービッド・ハーディング氏がこれまでに残留派の「ブリテン・ストロンガー・イン・ヨーロッパ」に350万ポンドを寄付しており、公表されているヘッジファンド運用者による寄付としては最高額。

  投資家らは残留派の勝利を見込んで投資している。英ポンドは5カ月ぶりの高値に上昇し、世界の株式市場は先週末から上昇基調にある。英株式指標も月間の下げを消した。ブックメーカーのオッズは残留の見込みを示唆している。

原題:Hedge Fund Partners Paul Marshall and Ian Wace Split by Brexit(抜粋)

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