OPEC:加盟国の原油収入、昨年は45.9兆円減少し10年ぶり低水準

  • 輸出は1.7%増加し日量2360万バレル-市場シェア維持
  • 原油先物相場は昨年、年間ベースで35%下落

石油輸出国機構(OPEC)は、加盟国の原油収入が昨年、4380億ドル(約45兆9000億円)減少し10年ぶりの低水準となったと発表した。輸出量は増加したものの、原油価格下落の影響を埋め合わせることができなかった。

  OPEC事務局(ウィーン)が公表した年次統計報告書によると、加盟国の昨年の原油と精製燃料の売却収入は5182億ドルと、2005年以来の低水準に落ち込んだ。イラクが増産したほか、サウジアラビアも競合する生産者を圧迫する方針を取ったことから、OPECの輸出量は1.7%増えて日量2360万バレルとなり、世界市場でシェアを維持した。

  原油価格下落を容認し、競合する生産者に圧力をかけるというサウジ主導の戦略をOPECが実施したにもかかわらず、米国の原油生産は維持され、原油先物相場は昨年、年間ベースで35%下落。原油相場はその後持ち直し、米国の生産が減少し、カナダやナイジェリアで供給に支障が出る中、ロンドン市場で1月に付けた安値からほぼ90%上昇している。

原題:OPEC Says Its Oil Revenue Plunges $438 Billion to 10-Year Low(抜粋)

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